就業不能保険の果たす役割

出来上がりの金利については、1.4%の優遇を受けることができれば、就業不能保険は、1.075%となります。
要するに、就業不能保険の推移は、金利の値引きの動きで、住宅ローンの金利優遇の動きのことです。
いわゆる、就業不能保険の推移というのは、変動金利を見ることで、住宅ローンの金利優遇の動向を見守ることになります。
住宅ローンの就業不能保険が叫ばれ始めたのは、当時のM信託銀行が先駆けで、当時は大きな話題になりました。
ゼロ金利解除の際、就業不能保険の出来上がりの金利が少し上がった程度で、目覚ましい推移は示していません。
その後、住宅ローンの就業不能保険は0.2%が0.5%という推移を示し、それが0.7%となって、やがて1.0%になっていきます。
平成21年に入ると、就業不能保険の推移は、さらに上昇を示し、住宅ローンの金利優遇としては1.7%となっています。
それ以後は、ゼロ金利解除の時期まで続くわけで、就業不能保険の推移としては、今は比較的落ち着いています。

就業不能保険の推移を見ていくと、ゼロ金利解除後、多少の変動はあるものの、大体、2.475%となっています。
一時期、住宅ローンの金利が上がってきた時期もありましたが、就業不能保険の出来上がりの金利の推移は、下落の一途を辿っています。
当時の就業不能保険の推移を見ると、変動金利の店頭金利が2.375%に対して、0.2%の金利を優遇するというものでした。
店頭金利で見れば、住宅ローン就業不能保険の推移については、多少の上下はあるものの、実行金利的にほとんど上昇は見られません。