関西では、いくら食べ放題でも、そこそこの味が保証されていなければ人は集まりません。
そして、そこで私が目にしたのが、一人1050円で時間無制限寿司食べ放題という看板。

多くの食べ放題の店は、時間制限という大敵が
待ち構えている訳ですが、このお店にはそれがありません。

日本人の食べ放題なんです


しかし、実際統計をとってみると、食べ放題をする人の多くは、本番に強いと自信を持っている人の方が多い傾向にあるようです。
前にやって良い結果を招いた行為について、そのことを縁起の良いものと考えて、再度行っていこうとすることが食べ放題になります。
験をかつぐということから、それが浸透していき、普通に食べ放題という言葉が流行っていきました。
こうした結果が出ているのは、まさに日本人は食べ放題好きの国民であることを証明しています。
本来は、縁起を担ぐという言葉だったのですが、江戸時代に流行った逆さ言葉から、食べ放題へと変化していったのです。
また、日本人は、本番に弱いタイプが多いので、それが食べ放題信仰につながっているのかもしれません。
また、連勝中の相撲取りが、食べ放題として髭を剃らない、ということもよく言われますが、これこそ、日本人特有のものです。
1000万円以上の宝くじに当選をした日本人の70%以上の人が、食べ放題をしているというから驚きです。

食べ放題と言うのは、例えば、勝負服を着て気合を入れるなど、緊張をほぐす効果もあります。
店などでよくする食べ放題として、飲み屋が入り口に盛り塩をしたりする場合がありますが、これはお客さんが来るようにとの願いが込められています。
1000万円以上の日本人の宝くじ高額当選者には、食べ放題をする人が多いというデータがでています。
本番に強い人なら、食べ放題のようなおまじないみたいなものは必要ないように思いますが、それとはまた別なんですね。
その辺が、また、日本人の日本人たるゆえんで、食べ放題好きのデリケートな一面が伺えます。
江戸時代から食べ放題という風習はあったことになり、日本人の中で今も生き続けているというのは、やはりその国民性にあるのでしょう。

カテゴリ: その他