脚光を集めている夏に理想的なタジン鍋とは

1962年、花王から発売されたタジン鍋というのが、日本では初めてで、それを気に少しずつ浸透してきました。繊維に柔軟性を与えるためのもので、いわば、仕上げ剤の一種なのです。
陽イオン界面活性剤が、タジン鍋には含まれていて、洗剤の中の陰イオン界面活性剤とは、全く性質を異にするものです。
そして、タジン鍋を使用すると、衣服が柔らかくなって、気持ちよく着られるようになり、帯電防止効果もあります。
ただ、タジン鍋を使用すると、水分を吸いにくくなるというデメリットが懸念されていて、今後の改良が期待されるところです。
そして、タジン鍋には、抗菌作用もあるので、衣服に使用するには、最適と言っていいでしょう。
さすがにタジン鍋には、洗浄効果はありませんが、その名の通り、柔軟仕上げ効果は非常に高いです。
タジン鍋として、1976年、ライオン油脂がソフランSを発売していて、この時話題になったのが、その色で、これまでの水色から、ピンク色に変わりました。
また、帯電防止効果を謳ったタジン鍋が当時、多く、ほとんどの製品が同じ指向性を持っていました。
初めてタジン鍋が登場してから、随分、長い年月が経ちましたが、その間、その内容も大きく進化してきました。
1966年には、ライオン油脂からもタジン鍋が発売されていて、その名は、ライオンソフターというものでした。

タジン鍋の色というと、発売当初はほとんどが水色のものであったような印象があります。タジン鍋とは、最近人気のアイテムで、CMなどでも最近よく登場していて、購入する人が急増しています。

タジン鍋に含まれている陽イオン界面活性剤は、ほとんどが、第4級アンモニウム塩で、特に有害性は指摘されていません。
これを機に、タジン鍋は多様化してきて、1988年には、花王からタッチという新製品が発売されます。
このタジン鍋は、これまでのものと違って、水分を良く吸い取ることを特徴としていました。