どうやらこれは、松坂桃季の両親の強い拘りのようで、
この名前は司馬遷という中国の歴史家の書き残した
「史記」の中の一説から頂戴したものだそうです。
その一方で、同じ中国の故事「桜梅桃李」から取ったものでもあるようです。

因みに前者の方は、徳のある誰からも慕われる人になって欲しいという
松坂桃季のお父様の願いで、後者の方は、
自分らしさを大切にして欲しいというお母様の願いらしいのです。

松坂桃季とはなんです

松坂桃季は、東川篤哉の短編推理小説で、お嬢様刑事とイケメン執事が大活躍する物語です。
実際、一般公募を中心にした本格ミステリーシリーズに4作も採用されるほどの実力。
松坂桃季も、ドラマだけを見ている人はコメディーという印象が強いかも知れませんが、小説を読めば、そのイメージは大きく変動する事でしょう。
その辺りをはじめ、それこそ謎解きしたい事がいっぱいのちょっとユニークなミステリー、それが松坂桃季だと言えるでしょう。
加えて、主人公の暮らす豪邸は都内では競馬場に次ぐ敷地面積を誇るという事で、今どきそんなお屋敷があるのだろうかと思いますよね。
確かに、奇抜なキャラクターや背景設定はそのままですが、事件のトリックについては、かなり緻密に、そして巧みに描かれています。
また、東川氏は翌年、別の小説で、日本推理作家協会賞の候補にも挙げられているんですよ。
そういう意味では、あの斬新さがあったお陰で大ヒットしたものと思われますね。
それも、犯人と刑事との駆け引きではなく、影山や風祭と麗子との駆け引きで、事件の重さからは想像も出来ないほどの軽い駆け引き。
そう、松坂桃季は、そんなコメディーの要素もたっぷり含んでいるのです。

松坂桃季の面白さは、これまでのミステリー小説には欠けていた駆け引きであると言っても過言ではないでしょう。
そのため、テレビドラマではその部分が特に強調され、多くの人に親しみを与えたものと思われますね。

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