チュニックとワンピースとの違いとは

チュニックをサブリナパンツと表記している事もあればその逆のパターンもあって、いずれもクロップドに分類されている事もあるのです。
確かに、モード関連の雑誌などを見ていても、かなり曖昧な部分は否めません。チュニックとサブリナパンツ、そして、クロップドパンツの違いがよく分からないとおっしゃる方が多いように思われます。

チュニックは、元々イタリアのカプリ地方で誕生したデザインで、その地名がそっくりそのまま命名されたものです。
カプリは地中海に面したリゾート地で、何しろ冬でも暖かいですからね、多分みんなズボンの裾をまくって歩いていたのでしょう。
だったら、最初から裾を短めにして、きちんと引き締めた方が見栄えがいいだろうっていうので誕生したのがチュニックという訳。
チュニックは膝下から一気に細身になるパンツで、その長さは7分から8分と言ったところでしょうか。
そう、サブリナパンツはチュニックの愛称みたいなものだったんですねぇ。

チュニックやサブリナパンツのように、膝下があまり細身になっていないのがクロップドパンツと考えると分かり安いでしょう。
それをその後、「麗しのサブリナ」という映画の中でヒロインを演じたオードリー・ヘップパーンが着用したところから、サブリナパンツと称されるようになりました。
ただ、これはあくまでも日本における区分であって、チュニックの本場イタリアでは、それこそ呼称が違うだけだと言うから驚きです。
そうなって来ると、我々素人が混乱するのも当然で、区別する事が難しいと行っても過言ではないですよね。