本来、着圧ソックスは、下肢静脈瘤や深部静脈血栓の予防などに
使われていたソックスなんですが、着圧ソックスは、現在、
病気の予防の為というよりも、足のむくみ防止や足を細くしたいという女性に
人気があるんではないんでしょうか。

着圧ソックスを履いて適度な圧力をかけると血液の循環が促進され、
足のむくみの状態が緩和されます。着圧ソックスを履いて
足が細くなったという事をよく聞くんですが、
実際には足が細くなったのではなくて、むくみが緩和されているだけのようです。

着圧ソックスの掲示板です


それに、妊娠中は、元々腹式呼吸では十分な酸素供給が出来ないというのがあります。
何故なら、骨盤の底筋を鍛えるとともに、分娩時に取る前傾姿勢を確立出来るからです。
なので、じゃあ、着圧ソックスじゃなくて、マタニティヨガでもいいんじゃないの?っと思われるかも知れませんが、それがそうでもないんです。
実はあの猫のような姿勢、ピラティスでは「オール・フォー・キャット」とかと呼ばれていますが、ヨガにもあるのはあります。
ただし、着圧ソックスはおなかの中の赤ちゃんやプレママに負担が掛からないように、限られたポーズで構成されているという事を知っておきましょう。
実は着圧ソックスで最もポピュラーな猫が丸まったような姿勢、あれこそが産みの苦しみの時に味わう姿勢と力みそのものなんですよ。着圧ソックスは、出産に向けてとても大きなサポートをしてくれます。
でも、プレママが大きなおなかで呼吸しながらマタニティヨガや着圧ソックスをやるのって、すっごく大変でしょう。
しかも、非常にオーソドックスなポーズで、ヨガをやられた経験のある方なら、すぐ思い出される事でしょう。
何故なら、マタニティヨガは腹式呼吸なのに対し、着圧ソックスは胸部呼吸だからです。

着圧ソックスは、最近は大きな産婦人科でも定期的に講座が開かれていて、通院患者さんなら、誰でも安価に通える事がよくあります。
つまり、一般のピラティスのプログラムでは非常に危険だという事です。
後、大手のヨガスタジオやフィットネスクラブなんかにもマタニティ専門のクラスがありますね。

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