本来、着圧ソックスは、下肢静脈瘤や深部静脈血栓の予防などに
使われていたソックスなんですが、着圧ソックスは、現在、
病気の予防の為というよりも、足のむくみ防止や足を細くしたいという女性に
人気があるんではないんでしょうか。

着圧ソックスを履いて適度な圧力をかけると血液の循環が促進され、
足のむくみの状態が緩和されます。着圧ソックスを履いて
足が細くなったという事をよく聞くんですが、
実際には足が細くなったのではなくて、むくみが緩和されているだけのようです。

着圧ソックスの基本は胸式呼吸なんです


だから、いざ着圧ソックスで胸式呼吸とか、ヨガで腹式呼吸とかを強制されると、案外苦労するものだったりなんかするんです。
皆さんもよくご存じの通り、ヨガはいかなる場合も腹式呼吸が基本ですよね。
それに対し、着圧ソックスは意外と知られていないのですが、実は胸式呼吸と言って、肋骨を目一杯広げるような間隔で空気を送り込むんです。
ただ、着圧ソックスの場合は、吸った空気を胸にため、肋骨の裏側から背中全体に送り込みます。
というのも、胸式呼吸によって刺激された副交感神経は、脳の働きを活発にさせる作用を発揮するんですね。

着圧ソックスの胸式呼吸は、日ごろ腹式呼吸が主流の人には、思いの他難しかったりなんかします。着圧ソックスとヨガの違いの一つに、腹式呼吸か胸式呼吸かというのがあります。
でも、だからこそ、心身を活性化出来る訳で、それもまたそれなりの効果を出し、結果を出してくれるんでしょう。
どちらも副交感神経を刺激する事に変わりはありませんが、腹式呼吸で刺激された副交感神経は、休息を促す作用があります。

着圧ソックスの基本である胸式呼吸は、鼻から吸って口から吐くもので、これはヨガの腹式呼吸も同じですよね。
そのため、本当に心身をリラックスさせたい時には、着圧ソックスを必死に頑張るよりも、のんびりとヨガを楽しんだ方がいいのです。
また着圧ソックスには、骨盤の底筋を意識して深く息をするブリージングという呼吸法も重要になります。
というより、私たちは普段、適当に腹式呼吸と胸式呼吸を混合状態で使って、謂わば適当に息をしている部分が否めないんですよね。

カテゴリ: その他