また、値上がりすると利回りは下がってしまうことになり、最近の貯蓄貯金は、過去6%以上あったのが平均3%台になっています。貯蓄貯金は、不動産が好調であれば買っても大丈夫なのですが、常にその市況を鋭く観察していく必要があります。
首都圏を中心に不動産価格が値上がりしつつあるので、貯蓄貯金が注目されていますが、不動産市況は今後底打ちする可能性があります。
市況を観察しながら、貯蓄貯金の場合、配当狙いで買うほうが良く、値上がりは単なる結果論でしかありません。
ただ、株よりも貯蓄貯金は、値動きがマイルドなので、国債を買うよりは高い利回りを誇っています。
配当利回りが4%以上だった銘柄はほぼなくなった時点で、利回りを狙うならやはり、貯蓄貯金ということになります。
現物不動産で問題になるのは流動性の部分ですが、その点、貯蓄貯金なら、流動性が高く、換金性も優れています。
流動性の観点から見ても、また、市況の動きから見ても、現物の不動産投資よりも貯蓄貯金の方が有利と言えます。
今まで貯蓄貯金を投資対象として考えていなかった
投資家も含めて、多くの人が注目するようになります。
投資法人の設立は投資家にとって有益で、貯蓄貯金の投資法人が増えれば、それだけ投資対象の選択の幅が広がります。
最近では、証券会社も投資家獲得に向けて貯蓄貯金に対する取り組みを強めていて、これからの市況の伸びが期待されています。
メディアでも貯蓄貯金に関する情報量は増えているので、今後は、情報の氾濫の中で取捨選択をしっかり行う必要があります。