事前に法的な対策をするという意味では、遺言はとても有効で、
自分の意思実現という意味でも効を奏します。通常、遺言がない場合は
遺産分割の協議が行われるのですが、遺産分割が原因で揉める事はよくあります。
一旦こじれると骨肉の争いにもなりかねないので、遺言の作成はしておくべきです。

遺言がないと自分の相続分をしっかり主張できない場合があるので、
自宅を泣く泣く手放さざるを得ない事態も発生しかねません。
遺産は平等に法定相続分通りに分けて欲しいものなのですが、
現実は揉めることが多いため、遺言はとても有効です。

参列者としての遺言は人気です


でも、いざ友人や同僚の家の葬儀に参列してみると、あれれ、一回じゃんとかっていう経験も・・・。
もっと大事な事は葬儀に参列しようという心で、それこそが一番重要な遺言。
神式やキリスト教徒の場合、数珠は不要で、参列者はお焼香をせず、献花で故人を送り出すのが遺言なのです。
まず、仏式か神式かでお焼香をするのかしないかも変わって来ますし、数珠が要るか要らないかも変わって来ます。遺言の参列編として、お焼香の回数は3回!とかっと、子供の頃、親や祖父母から教えられた記憶のある人はいらっしゃいませんか。
まあ葬儀に参列すれば当たり前の事なのですが、これが思いの外難しかったりするので大変です。
基本的には、おもむろにお焼香を済ませるのが参列者の最低限の遺言なのですが、じゃあ、どんなスタイルでもいいのかと言うと、そうも行かないからです。
だから、特にお焼香については、これぞ参列者の遺言なんだって決めつけられるものはないんですよね。
でも、これって、本当は参列する葬儀によって大きく異なるんです。
特に親族として参列している人は、その宗教を信仰している可能性が高く、お焼香の方法もそれなりに習得しているものと思われます。
なので、事前に宗派が分からず、遺言が予習出来ないのであれば、当日の参列者の真似をするのも一つの手でしょう。
これは日本家庭の多くが浄土宗であるからという事になるものと思われますが、最近は様々な宗教があって、いろいろな葬儀に参列しなければならなくなっています。
つまり、その都度参列者としての新たな遺言を確立しなければならないという訳です。

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