コミュニケーション能力が必要な事務職

エレキテルを作り、事務職もやるなんて、こうして考えてみると、平賀源内は、すごい人ですね。
キャッチコピー、つまり宣伝文句を考えるのが、事務職というわけです。事務職という職業に、わたしはかつて憧れていた時期があったものです。

事務職ですが、重要な役割で、印象的なフレーズがあれば商品の売れ行きも左右します。
たとえば、「コホンといえば龍角散」というキャッチコピーも、事務職が考えたものでしょう。
「カッコいいとは、こういうことさ」「生きろ」「落ち込んだりもしたけど、私はゲンキです」などなど。
おそらく、みなさんも事務職という職業があることは、聞いたことがあると思います。
たとえば、龍角散もそうですが、映画だって、事務職の力が重要らしいです。
こういう、なかなかおもしろい事務職の世界に、ちょっと興味がわいてきます。
土用丑の日のうなぎとか、CMソングを作ったりとか、源内は事務職もやっていたそうです。
スタジオジブリのアニメ作品では、事務職を重視している傾向があるように思えます。
太宰治は専門の事務職ではないですが、魅力的なフレーズを数多く残しています。
なんといったって、「生まれてすみません」ですから、太宰は事務職といってもいいでしょう。
がんばれば、事務職も、どんどん世の中に知られていく存在になれるかもしれませんね。