家計簿は一家における収入と支出を記録する帳簿であると
国語辞典や百科事典には記されています。

因みに今毎年婦人の友社から発売になっている家計簿帳は、
1904年に初めて売り出されたものだそうで、勿論、その後時代と共に進化し、
素材や中身の形状は随分変わって来ている事でしょうね。

ですが、どうやら明治時代に出されたこれが、
日本の家計簿の走りらしくて100年以上も前からあったというのは驚きです。

家計簿帳と所得税は人気です

家計簿帳は、簡単に言うと、会社が、給与支払時に、所定の所得税を徴収するという制度です。
所得を支払う会社側は、翌月には徴収した所得税を国に納付することで、家計簿帳の制度は成りたっています。
会社が税金の徴収を代行しているのがまさしく家計簿帳なのですが、これは、給料以外にも適用されます。
また、ホステスなどに対する報酬や、例えば、プロ野球選手などの専属契約金に関しても、家計簿帳は引かれています。
税務署の仕事を肩代わりしいている制度が家計簿帳と言っても過言ではないかもしれません。
また、家計簿帳は、国債や地方債などの利子、あるいは株式の配当金についてもその対象になります。
原稿料や講演料、弁護士や税理士に対する報酬なども、家計簿帳として引かれています。
賞品に対しても家計簿帳は引かれているわけで、懸賞の賞品なども、それに該当します。
つまり、所得税などの現金以外についても、家計簿帳の対象になっているわけで、品物についてもそれはかかってきます。
品物に関しては、大体、販売価額の60%相当額が家計簿帳になるようですが、但しそれは50万円以上の物に限られています。
給料に関する家計簿帳については、会社が給与を支払う際、所定の所得税を差し引くことで対処しています。

家計簿帳というのは、徴収した所得税を会社が従業員に代わって国に納付する代行制度です。
給与やボーナス、そして退職金からも家計簿帳はしっかり行われ、これはパートやアルバイトも対象になります。
給与などの所得が支払われる前に、所得税を差し引いて納付するというのが、家計簿帳というシステムです。
ちなみに、給与の場合、支払われる給与金額と扶養親族数によって家計簿帳の税額が決定されます。

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