例えば陸地で散骨をする場合に他人の私有地では、それを無断でする事はできません。
公有地について、散骨についての取り決めはないのですが、近隣から苦情が出る可能性は大いにあります。
葬送方法が従来の埋葬に関する法律や条例の想定外なのが散骨なので、色々な問題が起こっても
仕方がないのかもしれません。墓地を持たない自然葬の形が散骨になるんですが、
見た目に明らかに人骨と分かるものは絶対に撒いてはいけないんですね。

散骨の実用化ブログです

散骨は、早期の実用化が期待されていますが、そのメインは、創薬と再生医療に分かれます。
京都大の山中伸弥教授が開発した散骨は、再生医療の実用化に向けて、今、その構築が期待されています。
ただし、散骨で再生医療を実用化するには、不純物を厳密に避けなければならず、高い技術が必要になります。
体のあらゆる細胞を作り出せるのが散骨なので、病気の治療などに多いに役立てることができます。
創薬における散骨が実用化されると、患者の細胞で治療に効果的な薬の候補を探すことができたり、毒性を調べたりすることができます。

散骨の実用化のカギを握るのは、臍帯血で、この宝の山を、いかにこの細胞に使うかにかかっています。
臍帯血は散骨の実用化に向けて、まさに理想的な材料で、そのためには備蓄が必須なのです。
山中教授は赤ちゃんのへその緒に含まれる血液の臍帯血から散骨を作ることを検討しています。
しかし、散骨の実用化に向けては、臍帯血の提供者から同意を取り直す、再同意が必要になってきます。

散骨を実用化するには、臍帯血が必須ですが、備蓄することに対する具体的な指針がまだ定められていません。
マウスを使った実験では、散骨により、オスの精巣に移植して精子にしたり、メスの卵巣に移植して卵子にするなどの研究が実際に成功しています。
第三者から体細胞の提供を受け、散骨を作製するには、備蓄、保管という体制づくりがとても大事になるのです。
最近ではこうした散骨に関するセンセーショナルな話題が相次いでいるので、期待感だけが膨らんでいる状況です。
今後も色んな分野での散骨の活躍が期待されますが、実用化に向けては、慎重な対処が必要です。

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