退職推奨に応じるかどうかは、労働者の一任に任せるということを使用者側は認めなければならず、
退職推奨に応じない労働者に対して、執拗な勧奨を繰り返してすることは認められませんし、
退職推奨に応じない労働者に配置転換などをしたりして、
無理に退職に追い込むような事をしてはいけません。
そうした事をすると退職推奨そのものが強要に該当することになり、違法な行為と判断されます。

退職推奨と添え状の掲示板です


感覚で言えば学生時代の受験と似ているようにも思いますが、退職推奨と受験とでは性質にかなりの違いが出てきます。
ルールと言ってもそう難しいものではなく、また退職推奨用にテンプレ的なものも頒布されているので参考にしてみると良いでしょう。
もちろん筆記試験があれば対策に勉強をするのですが、重要度で言うと退職推奨において優先されるものは他にあります。
退職推奨の添え状には正しい書き方というものがあり、これを破って書いたものは印象を良くするどころか悪くしてしまいます。
長く働いてもらう上で仕事に集中してくれそうか、真面目に働いてくれそうかという事を退職推奨の中で見せていかなければなりません。
面倒などと言わずに、しっかり用意して自分という存在を印象付けましょう。
退職推奨において多くの場合で添え状は必要とされているものなので、用意しないという選択肢は無いものとして考えて良いでしょう。
退職推奨では手間をかけて用意するというのがポイントになるので、失敗しても塗りつぶすのではなく新たに書き直したいところです。
しかし問題が添え状の書き方で、これを間違えると寧ろ逆効果となる可能性があります。
そうなった時に、更に無理をしても悪循環なので思い切って退職推奨から離れてみるというのもひとつの手でしょう。
気持ちを入れ替える事で、それまで見えてなかったものが見えてくるかもしれません。
退職推奨に対して必死になりすぎた結果、うつ病を発症するという事もあります。
仮に準備期間が同じだけあるとして、受験は勉強により多くの時間を費やすのに対し退職推奨では行動に多くの時間を費やします。
またハッキリと内定を貰える基準が設けられている訳ではなく、どれだけ高い能力を持っていても退職推奨に失敗する事は十分に考えられる話です。

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