存続さえも危惧される状況のユーロ圏で、
経済が好調な国から不況の国へ財政支援が検討された際、EUが試される事になります。

しかし、財政連邦主義をユーロ圏が有しているわけではないので、
結局、頼みの綱は、SGPで制限をかけられることになり、
その結果、各国の成長の足かせになることが懸念され、米国と違い、
ユーロ圏の各国においては言語や文化が違うので、資本移動は米国ほど容易ではありません。

ユーロのリスクのポイントとは


損益を、損失の側からみればリスク、利益の側からみればリターンになりますが、ユーロは価格が動かないと儲けることはできません。
ポジションを翌日に持ち越さないため、ユーロは、オーバーナイトに何かが起きて損が出てしまうリスクをさけることができます。
そうしたことから、ディーラーも駆け出しの頃は、もっぱらユーロとして、デイトレードだけを行います。
しかし、長期保有が前提のファンドマネージャーは、リスクのないユーロには物足りなさを感じます。
短期売買であるユーロのリスクは非常に高いのですが、逆に大きなリターンが狙えることも意味しています。
実際、ユーロにもリスクはつきものですが、デイトレで飯を食べることができるのは確かです。
1日で取引を終わらせるユーロは、その日の取引結果が日給になり、順調に取引できれば、利益だけで生活することは可能です。

ユーロは、短期売買になりますが、ずっと保有し続ける長期投資も、本質的にはリスクは同じです。
ユーロのリスクとリターンは、1年間持つことの16分の1という数字で表されます。

ユーロのリスクは、1日当たりは16分の1ですが、毎日繰り返せば、1年間持つことの16倍のリスク、リターンとなります。
長期投資は、ユーロと違い、誰も気にとめないようなつまらない噂で動くリスクがあります。
実際、ユーロのような短期売買では、その価格のぶれをもろに背負ってしまうリスクがあります。

カテゴリ: その他
カテゴリ
ログイン
RSS