存続さえも危惧される状況のユーロ圏で、
経済が好調な国から不況の国へ財政支援が検討された際、EUが試される事になります。

しかし、財政連邦主義をユーロ圏が有しているわけではないので、
結局、頼みの綱は、SGPで制限をかけられることになり、
その結果、各国の成長の足かせになることが懸念され、米国と違い、
ユーロ圏の各国においては言語や文化が違うので、資本移動は米国ほど容易ではありません。

ユーロのユーロ円債とは



ユーロは、日本の為替相場が安定していることから、リスクが低いことが大きなメリットです。
発行体のユーロユーロのメリットは、低コスト、低金利で投資してくれる日本人がいるということにあります。
そして、ユーロユーロと同様の外債であるサムライ債は、日本市場で発行されている債権を指します。
円を調達できるだけの信用があるかがポイントになりますが、ユーロユーロを発行するメリットとリスクは定かではありません。
発行する側、投資する側共にリスクが少ないとうのが、ユーロユーロのメリットなのです。
ただ、ユーロユーロやサムライ債が好評であるということは、円のニーズが高まっていることの現れです。
ユーロユーロが高く評価されているのは、為替リスクの回避が大きな理由で、これはサムライ債でも同じです。
投資した国の経済や政治、社会情勢などで、ユーロユーロであっても、変動リスクを受けることは十分考えられます。

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