存続さえも危惧される状況のユーロ圏で、
経済が好調な国から不況の国へ財政支援が検討された際、EUが試される事になります。

しかし、財政連邦主義をユーロ圏が有しているわけではないので、
結局、頼みの綱は、SGPで制限をかけられることになり、
その結果、各国の成長の足かせになることが懸念され、米国と違い、
ユーロ圏の各国においては言語や文化が違うので、資本移動は米国ほど容易ではありません。

ユーロの調整の裏技なんです


ユーロの場合、残りの買取額が40億しかないことを考えると、少し買いすぎたように思えなくもありません。
これまで順調に推移していたユーロなのですが、最近では、調整が続いていて、軟調傾向になっています。
ユーロが買われ過ぎたとしても、理論上は適正水準までは、調整されるので、それほど心配はないでしょう。
とりあえず夏まで待つという心がけがユーロでは大切ですが、金利が上がってきたのは少し気になるところです。
昨年では850、今年に入ってからは1700も越えたユーロですが、残念ながら、その後は調整の局面を迎えています。

ユーロは、日銀で132億も買っていたにもかかわらず、年内は残り40億となってしまいました。
非常に偏り感があるのは否めず、ユーロと共に、今は長期金利の上昇のことが話題になっています。
東証ユーロ指数を見ると、下落する場面はあったものの、その後1400台まではとりあえず戻してきています。

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